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プロフィール

プロ野球選手→料理人→フィットネスインストラクター・・・・
とちょっと変わった経歴を持つ運動指導員。
現在「ルネサンススポーツクラブ」その他でアドバイザー契約を歴任。
現場指導を続けるかたわら、全国規模でフィットネスインストラクターを対象とした各種セミナーを講演するなど、エネルギッシュな活動を展開している。

2008年02月26日

エピソード42 上海編 その壱

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1)10年・・・
 10年前と今の上海・・・上海ほどこの短期間に様変わりしたアジアの都市はないのではないか、と常々思っておりました。10年前に行った時は近代的なショッピングモールが表通りを賑わせる一方、裏路地に一歩入り込むと平屋の住居が迷路の様に拡がり、夕方には人々が家塀に沿って長椅子に座りながら、スイカなどを食べてご近所仲間同士で語り合っているのだろう(勝手な想像です・・・)。古き良き時代の日本の下町を偲ばせる様な風情がありました。その表通りと裏通りのコントラストこそが上海と感じておりましたが、今やその面影はありません。ショッピングモールは更に進化・膨張し、銀座と有明と渋谷を足して2で割ったような(3じゃないですよ〜)様相です。
 でもそんな進化過程の上海も・・・・僕にとってはこれまでいつも「通り道」でした。上海から更に鉄道で半日かけて移動する地に中国の友人が経営する樹脂工場があり、僕はいつも上海は素通りだったのです。ちょっと一つカミングアウトすると・・・僕はインストラクターをしながら、フィットネスプログラムを世界へ向かって提案していきたい!という「身の程を知らず・・・盲蛇におじず」とも言えるような夢をもっています(48才にもなったら、いい加減現実を直視しなさいって言われそうですが・・)。フィットネスプログラムをソフト面だけでなく、ハード面と同時並行で開発したいという思いから、10年程前から、特許取得〜ハード製作〜指導プログラム(ソフト製作)〜販売までの工程を一貫して行う手法にチャレンジしているのです。 現役インストラクターゆえに作れるモノ作りを目指しているのですね。僕たちフィットネスインストラクターの仕事は「目に見えない商品=お客様にお渡しした瞬間にお客様の身体の中に吸収されて見えなくなってしまう商品」を扱っているので、わずかでも形として残せるかなぁ・・・とちょっとだけ抵抗しているとも言えます。世界中何処に行っても見たこともないメイド・イン・ジャパンのオリジナルフィットネスプログラムとそのプログラムツールを開発するべく、中国の奥地の工場へ出向いているのでしたぁ・・・。

2)チャーリー危機一髪
 いつも同様に観光そっちのけで、中国武術修行と工場打ち合わせに駆けずり回りながら、食費が安いことを良いことに昼夜を問わず、珍しい食材、からだに良さげな食材にチャレンジする旅に。今回も楽しもうとした初日、想定外のトラブルが発生してしまいました。いやぁ・・・珍しくも僕としたことが・・・“当たり”になっちゃいました〜。生涯、腹を壊すことなど経験せずに終えられるものと何の根拠もなく送ってきた半生に終止符を打つべく痛みが・・・。悪寒と吐気、そしてホテルの室内がぐるんぐるん回っていま〜す。朝食の“肉まん”がいけなかったのか・・・。それとも得体の知れないあの揚げ物だったのかぁ・・・。朦朧としながら「チャーリー食あたりで上海に死す」な〜んて最悪のバナーが脳裏を駆け巡る。日本人向けの緊急コールもあるけれど・・・うん、待てよ!・・・上海に来ているのだから中医の恩恵に預かろう・・・。そうだ!王老師(上海の先生)に伺って応急処置をしてくるところを紹介してもらおう・・・。早速連絡をとり、結局上海に逆戻り。紹介された医局には何とか這いつくばるようにたどり着く・・・。幸い今回の旅は李峰(リーホー)という友達に工場滞在中の通訳を頼んでいたので、彼に支えられ診察室へ。やはり持つべきモノは友人だなぁ・・・李峰が僕の症状を医師にきちんと説明してくれている・・・。痛いけれど取りあえずホッと安心し・・・えっ・・・安心できな〜い・・。何故って?医師の先生とちょっとごっつい助手の男性、そして李峰までが僕の体を押さえはじめたのですから。中国語で交わす彼らの言葉がわからないので不安は一挙にピークに・・・。チャーリー大ピ〜ンチ!!(続く)

投稿者 Melody : 09:05

2008年02月06日

エピソード41 香港編 その参

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1)駅伝〜系譜〜おそるべし奥儀!

 マラソン観戦大好き派にもいろいろいらっしゃいますが、中盤眠くなる派、終盤だけ盛り上がる派、全般ハイテンション派・・・あえて言うなら皆さんはどれ?僕は純度100%の全般ハイテンション派です。とりわけ「駅伝」は・・・・仕事にならない。最後のウルウルまでいかないと駄目。駅伝やっているとわかったらテレビを見ないに限ります、ハイ!
 リレー種目は様々なスポーツにあるのに、やはりマラソンのリレーは1人のランナーの持ち時間が長い為でしょうか、「人」から「人」へ単にバトンを渡す競技であるにもかかわらず、次の者に「運命」を託して行く、生き物としての「命のリレー」を想起させ、「筋書きのない物語」の連鎖に吸い込まれるような魅力を感じるのですね。社会が高度化する国家ほど「少子化」の傾向が世界的に見られる現在、「出産・育児」という「命のリレー」を見つめ直すキーワードも、あるいは貴重な伝統芸能の「世襲」という「文化のリレー」を見直すキーワードも、「駅伝」は秘めているのかもしれませんね。 区間を走る者は、常に「前後の状況からの自分の役割」を見出さざるを得ない。”責任”が発生することで、単独で走り切るのとは違う力が発揮されるのかもしれませんし、それゆえにその重責に耐えられず他のランナーに委ねてしまう人もいるかもしれませんね。
 はじめて陳老師のもとに伺った時、受付に飾られている一見変わった系譜図の説明を受けました。いわゆる経絡図(身体のツボの図)でしたが、何と歴代の老師自らがその生涯で発見した経穴(ツボ)を一つ書き込む事が義務付けられた系譜図だそうです。 気の遠くなる程の歳月をかけた「リレー」がさりげなく受付に展示してあったのですね。サブイボ〜ゾワゾアァーってな感じ(良い意味で)でした!中医・中国武術の奥儀恐るべし・・です。

2)鰯でよかった・・・
 再び陳老師の話「鯨が中魚を食べ、中魚が小魚を食べ、小魚は老いた鯨が朽ちた後に発生するプランクトンを食べる...。食物連鎖のごとく形状変化をとげながらも、そのエネルギーは一定に保たれ、相手に返していく・・・。」これもまた駅伝よろしく「命のリレー」となりますが、一人の身体の中でも連綿とこのリレーは行われているのだ・・・。というお話と受け取りました(でも解釈が浅いんだろうなぁ・・・これ!)そして“浅い“ついでに・・・。老師の話を聞いていたら何故か日本の小魚:鰯(いわし)がメチャクチャ食べたくなって、「鰯の塩焼き〜てんぷら〜酢味噌和え〜」など、煩悩が飛び交う自分を懺悔いたしまする〜。
 こんな事だから、きっと僕は「鰯のごとき人間なのだろうなぁ(ショボン・・)」なんて思いながら・・・。でもね・・・、鰯君はプランクトン君だけを食べる性質故に、海の汚染から一番被害の少ない事で知られているのです。ピュアという意味からでは、食物連鎖の底辺どころかトップとも言えるわけです。
 そう言えば、日本の軍神と言われた大村益次郎は生前よく「豆腐を笑う者は国を滅ぼす」と言っていたと司馬遼太郎さんの著書で読んだことがあります。「鰯を笑う者は国を滅ぼす」って言ったら大袈裟かなぁ?

投稿者 Melody : 09:28