2007年05月30日
エピソード30 5月30日

1)ダイダラボッチ
全国に点在する「ダイダラボッチ伝説」を知っていますか?
”ダイダラボッチが富士山を作った時に、甲州の土を削りとり、その為に甲州は盆地になった・・・踏み抜いた足跡が信州の青木湖やその他、全国の湖や窪地となった・・・”等など、それはスケール面から言えば、ウルトラマン(僕の記憶では確か、初代ウルトラマンでも40数メートルであったと記憶していますが・・・)をはるかにしのぐ巨人であった様です。「片目で一本足」であったとされる説話が多く、”一目連(ひとつめのむらじ)”や”たたら鬼”など、名称も地方によって様々です。ともあれ、そのダイダラボッチのメインストーリーは「子供達を抱えて遠州に遊びに行った時、腰ぐらいの高さの山を越えようとして不覚にも転んでしまい、その時についた片手の窪みに痛さのあまりに泣いた涙が溜まり、それが“浜名湖”になった・・・」という話でした。
2)大きくなりた〜い!
僕は小学校4年まで「前へならえ」の時には必ず、”手を腰に”のチビ助だっただけに、世の中の全てが大きく感じていたものです。僕はちょっと成長が遅かったのでしょう。中1の夏休みの間に急激に背が伸びたのです。それも夏休み中は余り友達と会わなかったから二学期に友達と再会した時の驚きったらありゃしない。何たってあまりの勝手の違いに僕自身が戸惑ってしまったのを覚えています。今でも鮮明に覚えているのは、二学期になって棒高跳びの時間にクラスで一番になってしまったことです。うれしかったぁ〜・・・でも失うものもありましたよ。それは・・・・それまで得意だった鉄棒がいきなりしんどく感じた事です。体重を支える筋力が成長についていけなかったのでしょう。懸垂からして大変に感じたものです。大きいから出来ること、小さいから出来ること・・・急成長した僕はそのコントラストを身をもって実感したのでした。
さて唐突ですが、皆さんは「器械体操」は身長が伸びないからやめた方がよい・・・とか、「水泳」は身長が伸びるからやった方が良い・・・等、耳にしたことはありませんか?実はその話、むしろ「逆」なんですよ。体を大きくするにはそのフレームである骨を成長させる・・・その為には骨にカルシウムを沈着させること・・・そしてその為には骨に適切な物理的刺激を成長期に加えることが重要なのです。無重力状態に近い水中を、しかも”水平体位”で行う「水泳」には、「壁を蹴る動作」以外に直接的に外部からの反力(外部を押した時の反作用の力)を得る機会は少ないですが、「器械体操」は跳躍したり、逆立ちしたり、重力にチャレンジする動作で構成されています。すなわち成長期に行うと良い骨刺激になるのですね。
一般的に誤認識が生じやすい理由として「一流の体操や水泳のアスリート」のイメージが「器械体操→小柄」「水泳→大柄」である為でしょう。器械体操などの回転力や跳躍力などが競技得点に色濃く反映される種目の場合、自分の体重(自重)が重かったり、手足が長すぎたりするとハンデになります。逆に水泳の様な水を効率良く「掻く」運動形式であれば、テコの長さが短いとハンデになります。フォーカスされるトップアスリートのイメージがそのまま、「器械体操は身長が伸びない・・・」となってしまったと言えます。身長の高かったダイダラボッチは、水泳に向いていたのかもしれませんね。
投稿者 Melody : 09:20
