2006年10月11日
エピソード20 10月11日

1)足柄山の金太郎
足柄山の金太郎・・・というと、(1)森の動物と会話ができ、(2)熊と相撲をとる程の力自慢で、(3)真っ赤な腹がけ(おなかを中心に胴体全体に巻つける独特なウェアー?)と「子連れ狼」の"大五郎"を想起させる様なヘアースタイル、大きなまさかり・・・というイメージが僕にはあるのですが、皆さんはどんなイメージを持っていますか?青いタイツに真っ赤なパンツは"スーパーマン"ですが、ヒーローとされるキャラクター達はどうしてこうも実際に遭遇したら、ちょっと引いてしまう様な個性的なファッションセンスをしているのでしょうか?不思議ですよね〜(でもちょっと街中で着てみたいような・・・)
まっ、いずれにせよ、金太郎の体格はハンパなく良さそうです。筋肉隆々なその体躯はきっと日々の労働と食生活の賜物だったのでしょう。
「坂田金時(さかたのきんとき)」・・・「まさかり担いだ金太郎」が侍となった後の名前ですが、その名前から連想するのはやはり金時飴(金太郎飴)、金時豆でしょうか?
飴は本来お菓子ではなく、滋養強壮の薬効があるとされていた成分を練り込んだ、宮中のサプリメント(補助食品)が発祥とも言われていますし、豆は身体機能を向上させる栄養素の宝庫でもあるわけですので、マッスル金太郎にちなんだ食品としてはまさにイメージぴったりです。
2)畑の肉文化
豆のタンパク質は血管や筋肉を丈夫にし、レシチンやビタミンEは記憶力や思考力を高め、リノール酸はコレステロールを下げます。
正月には「邪気をはらい、腎臓を養い、一年間マメに働ける様に」黒豆を、梅雨入りに備える端午の節句には、防腐作用のある柏と神経系を活性化するビタミンBを豊富に含んだ小豆を仕込んだ柏餅を、冬至には体を暖める柚子とともに血行を良くするカボチャと小豆・・・等など、日本には古より"からだにやさしい豆の知恵"・・・まさに「豆知識と食習慣」が生活に根付いていた訳です。この他にも日本の豆文化逸話は枚挙に暇がありません。 金太郎ゆかりの「金時豆」は、金太郎の“肌の色=うすい赤色“にちなんで名づけられたそうです。僕の祖父はちゃぶ台の中のお菓子箱に、この金時豆の甘納豆や小魚の飴煮などをいつも入れていて、場所を知っていた僕は祖父に隠れてこそっとつまみ食いしたものです。(今更ですが、おじいちゃん、ごめんなさい!)
考えてみれば昔のお菓子は風情のあるものが多かったなぁ・・・祖母は「お茶請けだよ・・・」って言って、おやつの時間に「お新香」や「魚の煮こごり」を出してくれたし、時には「くず湯(片栗粉のとろみ汁)」なども出てきたっけ・・・
金太郎は金時豆や金太郎飴を金太郎は食していたわけではなかったけれど、その他のたくさんの「からだにやさしい食材」に囲まれながら丈夫で強い体を築きあげていったのでしょう。次回はその「金太郎の相撲の強さの秘密」について書いてみたいと思います。
投稿者 Melody : 17:46