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プロフィール

プロ野球選手→料理人→フィットネスインストラクター・・・・
とちょっと変わった経歴を持つ運動指導員。
現在「ルネサンススポーツクラブ」その他でアドバイザー契約を歴任。
現場指導を続けるかたわら、全国規模でフィットネスインストラクターを対象とした各種セミナーを講演するなど、エネルギッシュな活動を展開している。

2006年03月20日

エピソード11 3月20日

1)「茎(くき)養生」の呼吸方法
 食材や調理方法の陰陽の智恵は、その方にあった方法を選んでいただくことで「消化負担が少なく五臓六腑の働きが良くなり、その結果、背骨(からだの茎)養生につながる」と解説させていただきましたが、今回はその五臓六腑を活発にするための呼吸法についてお話しさせていただきます。この呼吸法による体の動きが背骨をしなやかにする効果を持ち合わせています。
 ご存知かもしれませんが、人間は安静時でも1分間に12〜15回呼吸をしています。1時間ではおよそ720回以上、1日では1万7000回〜20000回以上になります。健康的な呼吸状態では「肺に空気が取り込まれる→横隔膜が下に引き下げられる→肋骨が縦・横・前後の3方向に内側から立体的に押し広げられる→肋骨は一本一本背骨につながっているので、呼吸の度に肋骨と背骨のつながる部分=関節が動き→内臓に刺激をリズミカルに与える」ことになります。無意識ではありますが、小さな呼吸の時はおだやかに、そして大きな呼吸の時には大きく動き、肋骨と背骨は1日に1万7000回以上、ちょっと疲れたからといって愚痴をこぼすこともなく動き続けているわけです。
 しかし現代生活にありがちな「運動不足・ストレス・持続的な姿勢の悪さ」は、「小さく、かぼそく、浅い呼吸」をひき起こします。その結果として単純に「酸素」の取り込み量が減るだけではなく、前述の肋骨と背骨の連携プレー動作を弱め、背骨の動きの悪さ・・・背骨の固さをも生み出す原因も作ってしまいます。
 えっ?「背骨が固いだけなら、体を前に倒すのがおっくうなだけで別に他には不自由しないでしょう」ですって?
 いえいえ、これは大変深刻な問題にもつながりかねない危険性を秘めているのですよ!
肋骨と背骨による呼吸動作の動きが悪くなると、内臓の恒常性の基盤となっている「横隔膜の動き」も制限されやすくなり、消化器系や内分泌系などにも影響を及ぼしかねないのですから。もちろん「肩こり」、「腰痛」などにもつながりかねません。

2)38億年の背骨と呼吸
 胎児として母親の体の中で育つ38週間は、アメーバーから魚類→両性類→鳥類→人類・・・と形状がその38億年の進化を辿るように変化していくと言われています。ちょっと妙な計算かもしれませんが、38億年分を38週間で・・・ですから、1週間で1億年の進化を辿ることになるわけです。そう考えると、いやはや何とも凄いスピードで「進化」することになりますね! その歳月のスケールは「あなたいくつ?」と聞かれたら「38億年+実年齢」と答えねばいけないくらいの時間的重みをもっています。やはりこれだけの身体デザインの恩恵を我々は頂戴しているわけですから、多くの身体構造メカニズムのうちのたった一つではありますが、「呼吸」も大切に、正確に使わない手はないと思いませんか?次回はその呼吸法についてもうちょっと解説させていただきます。

投稿者 Melody : 15:00