2005年12月01日
エピソード8 12月1日

1)偽造不可能な“からだの耐震構造指標”
前回まで「からだの根」の養生の話をさせて頂きましたが今回からは「茎(くき)」の話に移っていきたいと思います。ここで言う「体の茎」とは「体幹」と呼ばれる「頭部から胴体の中心軸」を意味します。背骨と骨盤を取り巻く諸々の部位です。
このところ、耐震計算偽造事件が世間を騒がせていますね。早速インターネットで耐震構造他を調べてみました。それによると、耐震構造とは、地震の「揺れ」運動を「しなり」や「スライド」などの他の運動に変換させていくメカニズムだそうです。う〜ん、なるほどさすが地震大国での建築工法はすばらしい・・・「よくしなり、弾力性、耐久性に優れている構造」・・・これはまさに人間の背骨構造そのものですね。
2)くだものを摂って、心も背骨もマイルドに!
「ハードスパイン」・・・直訳すると「固い背骨」という訳になりますが、現代人に増えているようなんですよ。生活習慣病リストには載っていませんが、本来しなやかであるべき背骨の柔軟性や連動性が、運動不足や精神的ストレスなどで低くなるわけです。その結果として肩こりや腰の張りなどの原因になることもあります。もちろん加齢に伴い骨粗鬆症や脊椎間狭窄症などは、早晩程度の差こそあれ、どなたにも発生するわけですが、それでもわずかな気配りで改善しやすいものです。そこで、今回から数回にわたって「からだの茎」のしなやかさを養い、維持する方法をご提案したいと思います。
まずは「デザートにはくだものを選ぶ習慣をつけること」・・・・・
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、糖分を摂る場合に、くだものから糖分を摂ることを心がけると、インスリン分泌が低く抑えられ、血糖値の安定性がよいといわれています。これは、くだものに含まれる「可溶性食物繊維」が、糖分の吸収を抑えるためです。(食物繊維には可溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、くだものに含まれる「可溶性」の方が、糖分の吸収を抑えるはたらきは強いのです。これに対して「不溶性」は野菜に多く含まれ、こちらは適度な摂取により便通が良くなるという効果があります。)
くだものを食べると、その糖分はゆっくりと血液に吸収され、血糖値曲線も緩やか・・・それに比べて砂糖は、摂ると一気に血糖値もインスリンもあがる反面、ガクッと血糖値が下がりやすく、その反動時の「脱力感」や「イライラ」により、糖分摂取が慢性化しやすいと言われています。実は「精神的ストレス」は、数ある筋肉の中である種の筋肉に間接的ではありますが影響を与えることがわかっています。それは背骨の単位である椎骨と椎骨の間にある「小さく繊細で、姿勢を維持するように働いている深層筋(インナーマッスルとも呼ばれている筋肉の一つ)」です。決して大胸筋や太腿の筋肉などのように大きな力を発揮する筋肉ではありませんが、いつも繊細な動作コントロールを担当しています。それゆえ、精神的ストレスが筋の緊張状況を引き起こし、それが長時間持続することで背骨の柔軟性を低下させてしまうのです。砂糖中心のデザートを摂る習慣を持つ方が、くだものの摂取習慣を生活に採り入れることで精神的ストレスを和らげた例は多く報告されています。 「背骨」の柔らかさを取り戻すためにくだものの摂取習慣への切り替えを考えてみませんか?人類史上未曾有の砂糖過多時代に直面している現代人の膵臓(すいぞう)は、インスリン作りにほとほと疲れ、食物繊維不足の為に腸の負担は重くなり、便の腸内滞在時間が長くなることにより解毒処理をするべく肝臓がフル活動する羽目に・・・さらに暴飲暴食による胃の負担も大きい・・・などなど、背骨の前にある臓器が奏でる「悲鳴のシンフォニー」が加わることで、それでなくとも固くなっている背骨の活動範囲が更に狭くなる・・・という悪循環にはくれぐれもご用心!
次回から「からだの茎(くき)養生」に関する内容がいよいよ全開です。
投稿者 Melody : 10:09